2004/5/22

まるで六文銭のように



京都府立 芸術文化会館

観光にも良い、5月の晴れた土曜日、関西では多分初の、
「まるで六文銭のように」コンサートが、京都でありました。
約10年ぶりの京都、ガイドブックを片手に、はりきって出かけました。



ずっと行きたいと思っていたので、
京都に着いて、一番に行った場所です。

《第一部》

誰かが風の中で






引き潮


ただあたたかくからっぽに




私はスパイ





雨が空から降れば




思い出してはいけない



無題

今日はいい天気だな



出発の歌



先ずは、「一文銭です」と小室さんが登場。
「まるで六文銭のように」じゃなく、
「やや六文銭のように」の方が、
気が楽だったかなあと。
軽やかなギターさばきの、
小室さんのソロです。

恒平さんが続いて、ステージ上へ。
小室さんが「二文銭です」と紹介。

「三、四、五をとばして、六文銭です」と、
おけいさんが登場。
まるで六文銭のようにをはじめて、
最初にできた歌です。


これだけでは良くわからない、劇中歌ですが、
すっかり、耳になじみ、
何の違和感もなく、聴いています。
私はスパイと、自ら名乗る、
ドジなスパイの歌だそうです。


これを次にしようと、小室さんの意見で、
順番をずらしました。
この曲は、スパイの気持ちなんだと、
小室さんは思ったそうです。


「この歌詞も、よくわからないけど、
歌っているとわかった気になってしまう」と。
小室さん。



「発表当時、60歳位の人を思い浮かべ、
歌っていたが、自分がもうその年に
なってしまったんだなあ。」と、小室さん。

一部の最後のこの曲は、1番小室さん、
2番恒平さんが歌ってくれました。

《第二部》

遥かな愛






夏二人で




原子爆弾の歌



ガラスの言葉




雨の言葉


サーカス








面影橋から

街と飛行船














はじまりはじまる


第二部も、小室さんが一人でステージに現れ、
NHKドラマ、「蝉しぐれ」の主題歌を、
演歌歌手のように歌ってくれました。
後で出てきた、恒平さんも、
「いいよ、小室さん、デビューできるよ」と
言葉をかけていました。

いつもより、おけいさんの声が、
しっかり、大きく感じられました。

若い恋人同士の様な、みずみずしさを
今回も感じました。


みんな気持ちよさそうに、歌っていました。
間奏で、う
う〜♪と、恒平さんが
ノッテいました。

三人のこの歌は、多分、今日が初めてです。
小室さんの早口歌、めずらしい。
(かわいかったです。)




「中也さんの言葉は難しい・・」と
小室さんのMCの間、
恒平さんは、ステージ後方に、
チューニングの旅に。
戻ってきた恒平さんが、
「こういう難しい歌の時は、
意味をあまり考えないで、聴いてください」と。

今日の、サーカスも、すごいパワーと、
スリルを感じました。




「発売禁止になった、別役さんの作詞です。
西部デパートと、紀伊国屋には、
許可を得ています。」説明の後、

小室さんのギター演奏が始まり、続いて、
おけいさんと、恒平さんが入ろうとしたら、
突然小室さんが、演奏を止め、
こんな言い方したら、
過激な歌と思われてしまう。と。
歌う気満々で、突然中止をかけられ、
つんのめった二人に
小室さんが、
ごめん、突然止めて、曲変える?と。

二人が、このままやろうと言い、
最初から、演奏をやりなおしました。


3人の声が、きれいに響きあって、
このグループのすごさを今日も感じました。


《アンコール》

私は月には行かないだろう




終演後のサイン会の風景